大人気漫画『鬼滅の刃』。
作品ではさまざまキャラクターと剣術が存在します。
そして、各剣士にはそれぞれの性質を生かした刀が存在し、注目を集めています。
その中でも「竈門炭治郎」と「煉獄杏寿郎」の刀には”とある噂”があるんだとか。
今回はこの2人の刀の秘密について解説していきます。
煉獄杏寿郎と竈門炭治郎の鍔の向きが逆!画像で確認
「煉獄杏寿郎」と「竈門炭治郎」の刀には”ある共通点”が存在します。
それは刀の鍔が同じであるという点ですね。
鍔(つば)とは、刀の刀身と柄の間に装着されている金具(上図の赤丸部分)。
相手の刀から自身の手を守るため、刀の重心を調整するために装着するもの。
この炎のような鍔は元々、煉獄杏寿郎が使用していたものになります。
この鍔は煉獄杏寿郎の死後、弟の煉獄千寿郎から竈門炭治郎の手に。
そして、刀鍛冶の鋼鐵塚さんによって炭治郎の刀に装着されました。
しかし、炭治郎と煉獄杏寿郎の刀では『同じ鍔でも向きが逆』になっています。
このことについて、さまざまな説が考えられているようです。
ワニ先生の作画ミスの可能性はある?
まず考えられるのが、作者であるワニ先生が間違えて描いてしまった説。
ただ、ワニ先生が細かい描写に意味を持たせるため、作画ミスではないでしょう。
例えば、上弦の鬼の「猗窩座」が使う「術式展開」。
この術式展開では猗窩座の足元に”雪の結晶”の模様が描かれています。
実は猗窩座が人間時代に結婚するはずだった恋雪の髪飾りのデザインと同一であることが判明します。
この他にもワニ先生は細かい描写にも意味を持たせることが多いそう。
また、間違っていたのであれば、コミック版で修正をするはずです。
そういったコトもあり、鍔の向きに関してはワニ先生の間違いではないコトは明らかです。
なぜ?煉獄と炭治郎で鍔の向きが逆な3つの理由を考察
ここからは、煉獄杏寿郎と炭治郎の鍔の向きが逆な理由として考えられている説を紹介します。
理由①日の呼吸と炎の呼吸の関係性で変えたほうが良いと刀鍛冶が考えたから
初めに考えられるのが、2人の呼吸の関係性です。
煉獄杏寿郎が用いるのは、「炎の呼吸」。
一方で炭治郎が用いるのは「日の呼吸」です。
2人とも火を纏った攻撃をしますが、呼吸が異なるため、攻撃方法も違います。
そのため、それぞれの呼吸の技に合うように刀鍛冶が向きを決めたのではないか?とファンの中では言われています。
理由②煉獄と炭治郎で考え方が異なるから説
次に考えられているのが、煉獄杏寿郎と炭治郎の考え方の違いです。
煉獄杏寿郎は炎を纏った剣で鬼を攻撃します。
この煉獄の赫き炎刀がお前を骨まで焼き尽くす!!
そして煉獄杏寿郎の鍔は刃の方、つまり相手の向き。
それに対し、炭治郎の鍔は刃と逆向き、つまり自分の方を向いています。
炭治郎が自分を奮い立たせるときに思い出すのが、煉獄杏寿郎のこのセリフ。
心を燃やせ!!!
つまり、煉獄杏寿郎と炭治郎にはこのような関係があります。
- 煉獄杏寿郎:相手を燃やす→鍔が相手向き
- 炭治郎:自分(心)を燃やす→鍔が自分向き
このような2人の考え方の違いを鍔の向きで表現しているのではないかと考えられているわけですね。
理由③炭治郎の突き技の魅せ方をよくするための作画的理由説
最後は作画的な理由になります。
煉獄杏寿郎が使う炎の呼吸は刀を振り切る技が多いです。
それに対し、炭治郎の日の呼吸では突き技も存在します。
そのため、突き技の際に鍔が映えるようにこの向きになったのではないかと考えられているそう。
しかし、前述したようにワニ先生は細かい描写に意味を持たせることが多いです。
そのため、この説の可能性は低そうですね。
炭治郎はいつ煉獄杏寿郎の鍔を使った刀を持つようになったの?
刀鍛冶の里編で上弦の肆である半天狗を撃破した後です。
刀鍛冶の里での修行中、絡繰り人形の中に隠されていた刀を発見。
しかし、この刀は戦国時代の物のようで、刃はボロボロの状態でした。
この刀を鋼鐵塚さんが研ぎ直し、煉獄杏寿郎から受け継いだ鍔をつけることで、炭治郎の新しい刀が完成。
この刀は最終回まで折れることなく使用され、炭治郎の最後の刀となりましたね。
まとめ
今回は『鬼滅の刃』の刀に注目をして解説しました。
キャラクターや話に魅力があるだけでなく、刀のひとつひとつにも細かい描写があるのは面白いですね。
刀や耳飾りなどアイテムなど、違った角度から作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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