桜餅色の髪と露出度高めの衣装が特徴の甘露寺蜜璃。
幼少期からの特異体質のせいで婚約が破談になったこともあり、自分自身の生き方に悩んでいたようです。
そんな甘露寺蜜璃の生い立ちや鬼殺隊に入った理由、恋柱誕生の逸話などをまとめてみました。
【生い立ち】恋柱の甘露寺蜜璃は一般家庭に生まれ育った
恋柱の甘露寺蜜璃は、養蜂業を営む一般的な家庭に生まれ育ちました
5人姉妹の長女だったようです。
胡蝶しのぶたちが距離をおく禰豆子ともじゃれあって可愛がるなど、長女らしい面倒見の良さがみられます。
【甘露寺蜜璃】幼少期から特殊体質だった
甘露寺蜜璃は、生まれつき筋繊維の密度が常人の8倍(「捌倍娘(はちばいむすめ」と呼ばれる)という特殊体質でした。
産まれて1歳2か月の頃、弟を身ごもっていた母を気遣い、四貫(15㎏)の漬物石を持ち上げた甘露寺蜜璃。
肝っ玉で評判だった母も初めて腰を抜かしてしまいます。
そんな常人離れした筋肉量を維持するために相当なエネルギーが必要で、「相撲取り三人よりも食が太い」といわるほど食べていました
【甘露寺蜜璃】桜餅の食べすぎで髪色が変化した過去も
甘露寺蜜璃は、もともとは普通の黒髪でした。
好物の桜餅を8か月間、毎日170個食べ続けたため10歳ごろには髪が桜色、毛先は緑色に変化してしまいます。
ちなみに瞳もこの影響で変色しているようです。
【甘露寺蜜璃】特異体質で婚約者に引かれた過去も
甘露寺蜜璃が17歳の時にお見合いをすることになります。
ですが、常識をはるかに越えた大食いと奇抜な髪の色のせいで、お見合い相手にこんな言葉を浴びせられることも。
「君と結婚できるのなんて熊か猪か牛くらいでしょう」
「そのおかしな頭の色も子どもに遺伝したらと思うとゾッとします」
甘露寺蜜璃は自分を押し殺して暮らすことを決意
お見合いが破断してからは結婚するために自分の力を隠し、非力を装うようになります。
それだけでなく、髪の色を黒く染め食事もフラフラになるまでとらないなど、必死に普通の人であろうとするのです。
自分自身を偽ることで結婚を申し込まれることも増えましたが、偽って暮らす自分自身に疑問をもつように。
自分らしくいれる場所である鬼殺隊へ入隊
自分を偽って暮らしていくことに、疑問を感じるようになった甘露寺蜜璃
やがて「私のままの私がいられる場所」や「ありのままの自分を好きになってくれる人」を求めて鬼殺隊へ入隊するのでした
【甘露寺蜜璃】煉獄杏寿郎の温かい言葉に考え方に変化が
甘露寿蜜璃蜜璃は厳しい稽古の末、煉獄杏寿郎の継子となります。
ですが、悩みは尽きず鬼殺隊への入隊が認められた日に、煉獄杏寿郎に相談しようとします。
その矢先に煉獄杏寿郎より、温かい言葉をかけられるのでした
甘露寺蜜璃は煉獄杏寿郎の心のこもったストレートな言葉に自信を取り戻し、ずっと探していた自分らしくいられる場所を見つけたのでした。
【甘露寺蜜璃】炎柱の継子になり恋柱へ
ある日、煉獄杏寿郎とともに帝都付近に出没した十二鬼月の盗伐に向かう途中、甘露寺蜜璃に子どもがぶつかってしまい転んでしまいます。
甘露寺蜜璃のせいで子どもが泣いたと、誤解したその子の母親からこんな言葉を浴びせられることに。
「何 あんた その髪色 やだ…刀まで差して。わかった 人攫(さら)いだな!」
ですが、煉獄杏寿郎が間にはいって誤解を解き、その子どもに「へんなかみの毛」と言われても「うちは代々こうだ」と返します。
過去の辛い体験を思い返したであろう甘露寿蜜璃でしたが
見た目なんて些細な問題だ!気に病む必要はない!
と煉獄杏寿郎に励まされます。
【甘露寺蜜璃】鬼殺隊として生きていくことを決心した
その後、二手に分かれ一人で行動していた甘露寺蜜璃は、先ほどの親子が鬼に襲われているところに遭遇します。
自分しか親子を助けられるものがいないという状況で、煉獄杏寿郎から言われた言葉を思い出します
弱き人を助けることは強く生まれたものの責務
その言葉が甘露寿蜜璃の心を動かします。
吹っ切れた甘露寺蜜璃は苦戦していた影狼を一蹴。
燃えるような恋心を剣に乗せた、恋の呼吸が誕生した瞬間でした。
認められた 認めて貰えましたよ 煉獄さん
馬鹿にした親子にも感謝された甘露寺蜜璃。
人とは違った自分の特徴が人の役に立てることに気づき、自分らしく生きることへの迷いを断ち切れたのでした。
まとめ
ごく普通の一般家庭にうまれた甘露寺蜜璃ですが、常人離れした能力のために悩み本当の自分を隠して過ごします。
しかし、自分を偽って過ごすことに疑問をもち、自分らしくありたいと鬼殺隊に入隊
煉獄杏寿郎のもとで厳しい修練にも耐え、見事恋柱となります。
短所だと思っていた自分の特徴を、強みへと変えることができた甘露寺蜜璃。
他の人の長所を見つけてはときめいているのも、きっとその時の経験からきているのでしょうね。
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